走ることでリラックス
2009年にアメリカで出た「BORN TO RUN〜走るために生まれた」は、翌年日本で翻訳されて出版され、評判となりました。
この本では。メキシコの先住民族が革のサンダルを履いて岩山など険しい道を一日中走りまわることなどが紹介されています。
この民族は、長距離を走ることが日常生活の中で基本的な文化になっています。
従って、精巧に作られたランニングシューズがなくても、速く楽しく走り続けます。
そしてけがをする人もいないのです。
この話から見えてくるのは、走ることは本来人間にとって自然な行動であるということです。
日本では近年、ブームが高まり、ランニングやマラソンをする人が増えてきました。
このような人に共通していることは、走ることが苦しくなく、無心になれてリラックスしやすいということです。
小さいころから走ることが苦手だったり、マラソンが苦しかったりする人は、それは順位を決めることが多かったからではないでしょうか。
大人になった今、自分のペースで走ることで、全く違うリラックスができることがあります。
最初はウォーキングから少し速い程度で問題ありませんから、週に1度走ってみるといいでしょう。
足の運びや全身の動きがなじむことで、距離を少しずつ延ばして行き、走るペースもジョギングからランニングに変えていくといいでしょう。
最初はすぐに苦しくなった呼吸が、心肺機能が高まることでどんどん落ち着いていき、かなり長い距離を走っても楽になるでしょう。
また、走ることが習慣づいて気楽に走れるようになれば、走ることがリラックスにつながっていることを体感できるはずです。