味覚を使ったリラックス方法

味覚を使ってリラックス

味覚に頼ったリラックスは、五感の中でも一番即効性があり、さらに効果もてきめんです。

 

「食べる」という欲求は、人間の欲求の中で最もポピュラーです。
健康志向が高まり、ダイエットが一般的になった現代では、肥満による病気の発生は減っているかもしれません。

 

ただ、それによって食べる・飲むということを我慢することが慢性化して、お腹一杯食べたいものを食べることに罪悪感を覚える人も多くなっています。
それによって、常に物足りない感覚になってしまい、ストレスを作ってしまう要因となっていることもあるのです。

 

また、ファストフードやファミリーレストラン、レトルトやインスタントの食品が普及したことで、味覚が画一的になりやすくなっています。
その結果、マヨネーズやケチャップの味が染み付いてしまい、微妙な味覚、旬の食材の味覚を感じられない子どもが増えているという研究も出てきています。

 

味覚を使ってリラックスする時は、自分に定めているルールを少し変えることが効果的です。
カロリー計算からたまには離れて、お腹一杯おいしいものを食べることもいでしょう。
なつかしい故郷の料理、素朴なお菓子など、優しい味覚のものを探して食べるのもいいでしょう。

 

心や体が疲れてストレスを抱えていると、味覚が鈍っておいしいと感じられなくなることもあります。
こういった時は、おじやや中国がゆなど、胃や腸に負担がかからない食べ物を食べて体の調子を整えるようにするといいでしょう。

 

逆に体調がいい時は、香辛料などが効いたエスニック料理を食べるのもいいでしょう。
普段と違う味覚が、リラックス効果を与えてくれるはずです。